コース案内

コース主任挨拶

ライフエンジニアリングコース主任 越川 直彦(生命理工学院生命理工学系 教授)


ライフエンジニアリングコースへようこそ

科学技術は、人の健康を守り、持続可能な社会を築くために多くのことができます。人の健康、医療、環境に関わる課題を解決するためには、単一の専門分野にとどまらず、さまざまな分野の知識や技能を統合的に活用することが不可欠です。これまで、健康や医療、環境などの工学的な研究・開発が分野ごとに独立して進められてきましたが、私たちは、このような課題を総合的に捉える研究開発を「ライフエンジニアリング」と定義し、人や社会を深く理解し、心豊かな暮らしを実現するために、統合型の教育と最先端の研究を通じて、科学技術の発展に取り組んでいます。

ライフエンジニアリングコースは、大学院課程において従来の理工系専門分野を広く横断する学問領域融合型の「複合系コース」として2016年4月に設置されました。本コースでは、機械工学、電気電子工学、情報通信工学、情報工学、材料工学、応用化学、生命理工学という7つの学問分野から、健康・医療・環境に関連する研究開発に従事する教員が集結して学生を指導する体制となっています。各分野の学生がこれまでに学んできた専門分野の知識を基盤としつつ、他分野の専門領域を横断的に学ぶとともに、他分野の教員や学生との交流を通じて幅広い知識や新しい視点を得ることができます。さらに、ライフエンジニアリングは産業界、行政、医療機関等との連携が特に重要な分野であり、学外機関と連携した実践的なアントレプレナー教育も積極的に実施しています。これらにより、幅広い視野と深い思考能力を身につけ、先端的・革新的な技術開発力、高度な課題解決力、国際的なリーダー力を有する人材の養成を目指していきます。

ライフエンジニアリングコース主任
生命理工学院教授 越川直彦